
「喋るだけで文字になる」って、本当に便利ですよね。
特に今回3回も記事にしたAI音声入力ツール『Typeless(タイプレス)』は、ささやき声でも正確に拾ってくれる驚きの精度を持っています。「これならLINEの返信や日記も爆速で終わる!」と期待した方も多いはず。
しかし、いざプライベートで使ってみると、ある「お節介な仕様」に戸惑うことになります。
- 「そうだね」→ 「そうですね」
- 「あとで行くよ」→ 「後ほど伺います」
……いや、丁寧すぎる!
今回は、Typelessがなぜ勝手に敬語に変換してしまうのか、その理由とプライベートで賢く使うための対策をまとめました。
Typelessは「お節介」?タメ口が消える不思議な現象
Typelessを使ってみて最初に驚くのは、その「整文能力」です。
普通の音声入力が「聞こえた音をそのまま文字にする」のに対し、Typelessは「AIが文脈を読み取って、読みやすい文章に書き換える」というステップを踏んでいます。
これがビジネスシーン(議事録やメール作成)では神機能なのですが、友達へのLINEや自分だけのヒミツの日記では、少し事情が変わってきます。
読者の心の声
「AIさん、そこまで丁寧に直さなくていいんだよ……(笑)」
【検証】実際にタメ口で話しかけてみた結果
実際にどれくらい「お節介」なのか、カジュアルな日常会話でテストしてみました。
| 話しかけた言葉(タメ口) | Typelessの出力(変換後) | 判定 |
|---|---|---|
| 「今日、何食べたい?」 | 「今日は何を食べたいですか?」 | 敬語化 |
| 「了解!すぐ行くね」 | 「了解いたしました。すぐに向かいます」 | ビジネス化 |
| 「あー、お腹すいたわ」 | 「お腹が空きました」 | 標準語化 |
「タメ口で書いて」という指示は通る?
文頭に「今からタメ口で話すから、そのまま書いてね」と念押ししてみましたが、残念ながらその指示自体が「丁寧な文章」の一部として処理されるだけで、語尾の強制力はありませんでした。
現状のTypelessは、良くも悪くも「育ちの良いエリート秘書」のような性格設定になっているようです。

なぜ「タメ口」が「敬語」に変換されるのか?
これには、Typelessが採用しているAIの仕組みが関係しています。
- 文脈の補完: 喋り出しの「えーと」や「あのー」をカットする際、同時に文末を「正しい日本語」として整えようとする。
- ターゲット設定: 現状のAIモデルが「ビジネス・公的」なトーンをデフォルト(標準)として学習している。
- 設定の不在: 執筆時点では、出力のトーン(キャラ設定)を変更するスイッチがアプリ内に存在しない。
つまり、AIが優秀すぎて「話し言葉=崩れた日本語」と判断し、良かれと思って修正してくれている状態なのです。
プライベートで使いたい人への「使い分け術」
「じゃあ、プライベートでは使えないの?」と思われそうですが、そんなことはありません。
「適材適所」で使い分けるのが、賢いAIとの付き合い方です。
1. Typelessが輝くプライベートシーン
- ブログの下書き: 「です・ます」で書きたいなら最強の味方。
- 長文の日記(清書用): あとで見返した時に読みやすい文章になります。
- 親戚や目上の人へのLINE: 失礼のない文章を爆速で作れます。
2. 「生の言葉」を残したい時の対策
逆に、友達へのタメ口LINEや、その時の感情をそのまま残したい日記には、以下の方法がおすすめです。
- iPhone/Android標準の音声入力を使う: キーボードの「マイクボタン」から入力する標準機能は、AIのリライトが入らないため、喋った通りの「そうだね」「〜だよね」がそのまま文字になります。
- あえて修正を前提にする: Typelessで爆速で文字起こしだけ済ませ、語尾だけ自分で「〜だよ」とササッと直す。(これでも手入力よりは圧倒的に速いです)
まとめ|Typelessと上手に付き合うコツ
Typelessは、現状では「最高に仕事ができる、ちょっと真面目すぎる秘書」です。
タメ口を勝手に直してしまうのは、あなたの言葉を「より正しく伝えよう」とするAIなりの優しさかもしれません。
- カッチリした文章を作りたい時 = Typeless
- いつものタメ口でサクッと送りたい時 = スマホ標準の音声入力
このように使い分けることで、入力のストレスは劇的に減ります。今後のアップデートで「トーン選択機能(タメ口モード)」が搭載されることを期待しつつ、今はその「お節介」を楽しみながら活用してみませんか?
「もっとラクに、自分らしい文章を作りたい」
そんな方は、まずはTypelessで長めの独り言を録音してみてください。驚くほど綺麗な文章に仕上がる快感は、一度味わうとクセになりますよ!

